昨日の合唱コンクール静岡県大会、私は2つの団で掛け持ち出演をしました。
HAMAMATSU Chamber Choir(長い名前だなあ、つづり大丈夫かな?)と浜松合唱団。
15時すぎのリハーサルから本番まで、ずっと歌いっぱなしな感じでした。
特に本番では、Chamberの演奏が終わったら、そのまま舞台裏を通って、浜松合唱団に合流。
その浜松合唱団の自由曲で、私、結構長めのテナーソロを担当したんです。
これがありましたので、Chamberの演奏は、舞台慣れの目的も持たせて歌いました。
その甲斐あってか、以外と緊張せずにソロを歌い始めることができました。
が、
演奏の途中で「ん?こんなに落ち着いていて、大丈夫だろうか? もしかすると、最後にどんでん返しがくるのではないか?」
みたいな変な予感が走ったのです。
演奏前の舞台袖で、いつも演奏途中で変な想像をするクセがあるから、それは絶対にしないように、歌に集中すべき!
と、誓っていたのに、また、その変なクセがでてしまったのです。
で、それを思った瞬間、次の歌詞が瞬間出てこなくなってしまったのです。
「あぁぁぁ、どうしよう~」
で、出任せに歌って出たのが、次の次に歌うべき歌詞。
今回のソロは、私の歌にならって、合唱団が輪唱するものです。
ですので、私が間違えると、それにつられて、間違って歌ってしまう合唱メンバーもいらっしゃれば、
正しい歌詞で歌われる方もいらっしゃって、その瞬間は、歌詞がぐしゃぐしゃ状態に。
あぁぁぁぁ、ごめんなさい。。。。
でも、つぎの瞬間、後ろのみなさんから、これが正しい歌詞だぞと、大きな声ではっきり歌ってくださったのです。
それを聞いて、私、我に返ることができました。
また、その間の指揮のT先生も、大丈夫大丈夫といった顔で、ずっとたじろぐことなく、変わらずに笑顔で指揮をしてくださったおかげで、最後までなんとか音楽を止めることなく、歌いきることが出来ました。
でも、あの瞬間のことは、今思い出しただけでも、本当にゾッとします。
さて、肝心なコンクールの成績ですが、
HAMAMATSU Chamber Choirは、初出場で、見事金賞で県代表!
私がソロで失敗した浜松合唱団は、なんとこちらも金賞、県代表! しかも最高位に与えられる全日本合唱連盟理事長賞もゲット!(賞状の名前が鉛筆書きだ♪)
いや~、本当に嬉しかったというか、ホッとしました。
審査員の評の中に、「関東大会では小さなミスを完全に克服して、より素晴らしい演奏を聴かせて下さい。」
とありました。
ところで、演奏を聴いてくれた知り合いに、「ねえねえ、やっぱり間違えたの分かった?」
と聞いたところ
「うん、わかったよ、だって、間違えたって、顔してたもん」
あぁ、そうか、それが拙かったんだな。
「よし次の関東大会は、平気な顔で歌い続けるぞ!」って、そんな問題じゃない。